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こんにちは、もみの木歯科の歯科衛生士の小林です。
最近涼しくなって段々と過ごしやすくなってきましたね(^^)
さて、今回はお口の老化や、認知症と歯周病の関係性についてお話ししていきます◎
年齢を重ねるにつれてお口の中やお口、お顔周りが老化して問題が生じてますよね(;’∀’)
お口の老化については以前のブログでもお話しさせて頂きました「口腔機能低下症」と呼んでおります。「もう歳だから歯が悪くなってきたわ、噛めないものが増えてきたわ」と思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか??
実際にご高齢の方全員が年齢を重ねるにつれて歯が悪くなってきているのではございません。
また、歯周病と全身疾患の関係性についてはご存じの方も多いとは思いますが実は認知症も歯周病と関係性が大きいのです!!!
「認知症になりたくない」、「周囲にいる方やご家族の方に認知症になってほしくない」等思われる方が多いのではないでしょうか?
歯周病の予防をすることで、認知症の予防やお口の老化「口腔機能低下症」予防にも繋がります。
そして、認知症の7割弱を占めるアルツハイマー型認知症の発症抑制には、歯周病の治療と予防特に歯垢と歯石の除去が有効であることが分かってきました( ゚Д゚)
↓
〇認知症の発症抑制と歯周病予防の関係性
〇「お口の老化」=「口腔機能低下症」の予防、診断後のトレーニング
(以前のブログでもお話ししています。)
以上の3点について順番にお話しさせてもらいます。
~歯周病の発症予防になぜ歯周病予防が関係しているのか??~
近年の臨床研究にて
・歯周病予防のために定期的に歯科医院に通院している方は認知症になり
にくい
・歯周病に罹患していない場合ゆっくりと健やかに年齢を重ねている
・歯周病と認知症が関係している
・重度の歯周病を患う方は認知症になりやすい
・歯周病を患う認知症の方は認知症の進行度が速い
・アルツハイマー型認知症で亡くなった方から歯周病に最も関係する
「Pℊ菌」が発見された
↓
・Pℊ菌が起こす炎症によってアルツハイマー型認知症の原因物質が
体内に増える
↓
脳内に溜まる異常なタンパク質を脳内へとPℊ菌が誘導している
~歯周病・認知症の関連~
①Pℊ菌が粘膜の割れ目から侵入
Pg菌→歯周病菌の一種
歯ぐきから全身に入り込んで免疫細胞と戦い、
炎症を起こす
②免疫細胞とPℊ菌が戦い、アミロイドβが増加
Pg菌 免疫細胞
VS
↓
カテプシンβ
↓
アミロイドβ
③Pℊ菌とアミロイドβが血流にのって移動
免疫細胞の取り逃したPℊ菌と歯ぐきにできたアミロイドβが血管に入って移動する
→全身へ
④脳の血管に到達
Pℊ菌とアミロイドβが血流に乗って脳の血管に到達
↓
⑤Pℊ菌の誘導で血液脳関門を突破したアミロイドβが脳内に蓄積
→アルツハイマー型認知症の原因になる
~お口の老化(口腔機能低下)について~
最近、「ムセやせき払いが増えた」「食べ物が飲み込みづらい」
「歯科の診療中にお口に水を溜められずにむせた」そんな経験はございませんか?加齢に伴い進行するお口の老化は、食べづらくなる、飲み込みづらくなるだけでなく、死すら招きうる窒息や誤嚥性肺炎のリスクとなります。
お口の老化を予防するには、まずは「お口の老化のサイン」に気付くとことが大切です。
以前のブログでも口腔機能低下症についてはお話ししておりますのでそちらもご覧ください。
~お口の老化はなぜ怖いのか?~
●窒息の危険が高まる ●想像以上に危険なむせ
●誤嚥性肺炎のリスクも上がる ●やがて寝たきりに
~お口の機能をアップするエクササイズ~
(以前のブログにも記載しています。)
認知症の方でも行えるレクリエーションです。
三重県歯科医師会ホームページ参照
nico2021.6月号、7月号参照
お口の老化を予防するにはまずは「お口の老化のサイン」に気付くことが大事になってきます。そして、認知症予防や低下したお口の中の機能を改善を目指して出来ることから取り組んで頂けたら幸いです。
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