赤ちゃんの歯はいつからでき始めるの?|三重県松阪市の歯医者「医療法人もみの木歯科」

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赤ちゃんの歯はいつからでき始めるの?

医療法人もみの木歯科 院長村田幸一朗 監修


 

歯科衛生士の星野です。8月夏本番になり暑さもピークですが、みなさん夏バテなどは大丈夫でしょうか?

まだまだ暑さが続くと思いますので、しっかり暑さ対策、熱中症対策をしてこの夏を健康的に乗り切りましょう!

 

 

さて今回は、前回の続きとして赤ちゃんの歯がいつからつくられるのかについてお話ししていきます。

皆さんは赤ちゃんの歯がいつ頃からでき始めるのかご存知でしょうか?

生まれてからできていくのではないかと思う方も多いと思います。

実は、赤ちゃんの歯は、お母さんのお腹にいる時から発育が始まっています。

それは乳歯だけではなく永久歯の芽もでき始めているのです。

 

【発育過程について】

まず具体的な妊娠時期と合わせてご説明していきます。


① 妊娠7週目頃から乳歯の芽ができ始めます(図)10週目にもなると乳歯全ての芽(20本)が 次々と芽吹いてきます。

②妊娠4ヶ月頃の後半から乳歯が形作られ、永久歯の芽もでき始めます。

③乳歯は生える準備ができています。誕生を迎える頃には永久歯も形作られています

 

     ①          ②                           ③


 

 

【丈夫な歯を作って行くためのポイント】

お母さんが健康であることはもちろん、バランスの取れた食生活を通して、お腹の赤ちゃんに栄養を補給することが大切です。

『積極的に摂りたい栄養』

カルシウム

カルシウムは赤ちゃんの骨や歯、血液、神経組織を作る上で大切な栄養素です。

豊富な食品:乳製品、小魚、豆類、大豆製品、海藻類、緑黄色野菜など

 

②タンパク質

赤ちゃんの芽を作るのに欠かせないのがタンパク質です。

豊富な食品:肉、魚、乳製品、大豆製品など

③リン

歯の石灰化(硬くなること)に重要です。

豊富な栄養素:米、牛肉、豚肉、卵など

④ビタミンA、C、D

・ビタミンAは歯の表面の硬い層(エナメル質)に重要です

豊富な栄養素:豚肉、レバー、ほうれん草、にんじんなど

・ビタミンCは歯のエナメル質の下の層である象牙質に重要です

豊富な食品:ほうれん草、みかん、さつまいもなど

・ビタミンDはカルシウムの代謝や歯の石灰化に重要です

豊富な食品:バター、卵黄、牛乳など

⑤鉄分

妊娠中は貧血になりやすくなります。貧血が続くと赤ちゃんの成長に影響しますので、鉄分は妊娠前の3倍以上を目安に摂っていきましょう。

豊富な食品:小松菜、ほうれん草、ひじき、レバー、赤身肉、カツオ、ぶりなど

 

 

赤ちゃんの歯の成長に関する栄養素だけでもたくさんあります。歯だけでなく赤ちゃんの健やかな体づくりにも食生活は大切になってきますので、バランス良い食事を心がけていきましょう!

 

出典:公益財団法人8020推進財団(2022年1月発行)


○もみの木歯科では、平日の9時〜16時半(最終受付16時)まで、保育士による

完全ご予約制の託児サービスを行っております

対象※首が座ったお子様〜小学生未満のお子様限定※

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