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〜医療法人もみの木歯科 村田幸一朗監修〜
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こんにちは、もみの木歯科の小林です。
今回は永久歯のむし歯についてお話ししていきます。
毎年6〜7月くらいにかけて、学校や保育園・幼稚園などの歯科検診があるところが多いのではないでしょうか。
そこで、「むし歯があると言われた。」など検診の用紙を持って歯科に受診されるお子様がこの時期は多くみえます。
むし歯については、治療が必要なむし歯と、見た目が黒くむし歯にみえても経過観察をしていくケースがあります!
〜子どもの歯を守るキーワード59 学建書院参照〜
永久歯は乳歯ほど明確ではないですが、年齢に応じてむし歯のできやすい場所があります。
6〜7歳・・・上下の第一大臼歯(6歳臼歯)の咬む面
8〜9歳・・・上下切歯隣接面
10歳以降・・・上下の第二大臼歯(12歳臼歯)の咬む面
生えたばかりの永久歯ほどむし歯になりやすいという特徴があります。歯の質が未熟なため酸に対する抵抗力が低いこと、咬む面の溝が充分に石灰化してないことがあげられます。
生えたばかりの永久歯のなかでも特にむし歯になりやすいのは「下の第一大臼歯」です!
理由として、上記でお話しした2点に加え、歯が完全にかみあうまでの時間が、上の第一大臼歯(約6ヶ月)に比べて下の第一大臼歯(約10ヶ月)のほうが長いため、その間は自浄作用が起こりにくいことや、歯のあたまの部分の一部が歯ぐきに覆われている時期が長く、汚れがつきやすい状態になりやすいため、歯磨きが難しいことがあげられます。
また、乳歯にむし歯があると永久歯がむし歯になるリスクは、乳歯にむし歯がない子どもみ比べて、高いことが報告されています。
永久歯はこの先ずっと使っていく歯になります。永久歯をむし歯から守るためには、乳歯の時からむし歯にしないことが大切です。放置しておくと、永久歯のむし歯リスク以外にも歯並びを悪くしたり、かみ合わせが悪くなる原因にもなります。
もみの木歯科では、お子様の定期検診を4ヶ月に一度診させて頂いております。
むし歯のチェックは、以下の写真にある専用の器械を用いて確認したり、必要に応じて部分的なレントゲン写真を撮らさせてもらっています。
むし歯かあやしいところに関してはレーザー光でむし歯の状態を数値で計測してみています。
むし歯かもと思っても、経過観察をしていくケースもあります。溝が黒く一見むし歯のようにみえても、専用の器械を使って確認して問題なければ経過観察になります。
そうなった際はお家での歯磨きを丁寧におこなってもらって、定期検診にて毎回チェックしていきます(*^^*)
当院では、3〜4ヶ月の定期検診にて歯のクリーニング・むし歯のチェックをしております。むし歯リスクが高かったり、清掃状態を確認して短めの期間をご提案させて頂く場合もあります。
歯磨き指導も行っているので、磨きにくい場所やなにかあればお気軽にご相談ください(^ ^)
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