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歯科衛生士のふくべです。梅雨も明け、一気に夏が来て毎日蒸し暑い日が続いてすでにヘトヘトです、、、
みなさん熱中症には気をつけて、こまめに水分補給してくださいね!
今回は妊娠してからのお口のケアの仕方や、お口のトラブルについてお話しさせていただきます。
妊娠中は女性ホルモンの増加に伴って、唾液がネバネバしてきてお口の中を洗い流す働きが低下し、細菌が増殖・変化することによってむし歯や歯肉炎になりやすい環境を作ってしまいます。
妊娠中による歯肉炎を妊娠性歯肉炎といいます。
出産とともに落ち着いてくることはありますが、しっかりとしたプラークコントロール(磨き残しを少なくすること)で炎症を最小限に抑えることができます。
つわり中は気持ちが悪くてなかなか歯磨きが出来なかったり、食事回数が増えるなどお口の中の環境を悪化させてしまうリスクが高まります。
ケアのコツ
・嘔吐後は必ず口をゆすぐ
・歯磨きが難しければ体調が良い時に、テレビを見ながら,お風呂に入りながらなど「ながら磨き」でケアしましょう
・歯ブラシのヘッドの大きさは小さめのものを選択する
・唾液や水などが喉の奥に溜まらないように下を向きながら磨く
・匂いの強い歯磨き粉を選ぶと気持ち悪くなってしまう可能性もあるため色々試してみるのもよい
・砂糖不使用のキシリトール100%のガムを噛む→ガムを噛むことによって唾液分泌量が促進される&キシリトールの効果でむし歯予防もできる
つわり中は嘔吐によってお口の中が酸性にかたむいてしまうので、できる時にできるケアをすることがすごく大切です。
妊娠中に歯周病が重症化してしまうとお腹の赤ちゃんにも影響してしまいます。
早産や低体重児出産のリスクが高まります。適切なお口のケアによって歯周病を予防していきましょうね!
母と子の歯育て / nico 2020年8月号 参照
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