歯の生え変わりについて｜三重県松阪市の歯医者「医療法人もみの木歯科」

医療法人もみの木歯科　院長　村田幸一朗　監修

今日は歯の生え変わり時期についてお話ししていきたいと思います。
歯は乳歯と永久歯の2種類の歯があります。乳歯は上下合わせて前歯8本、乳犬歯4本、奥歯8本で合計20本あります。
乳歯の生え初めは赤ちゃんによってずいぶん差がありますので、生まれたときにすでに1本生えていることもあれば、

1歳を過ぎてからようやく1本生えてくることもありますが、周りの子より多少遅くても、気にする必要はありません。
生後6か月頃に始まり、順番に生えてきます。3歳には乳歯は揃います。
もし1歳半を過ぎても生えてこない時は歯科医院にお越しくださいね。

乳歯の生える順番は生後6か月に下あごの前歯である乳中切歯（にゅうちゅうせっし）が生えて、
続いて10か月頃に上あごの乳中切歯（にゅうちゅうせっし）、１歳頃に下あごの乳側切歯（にゅうそくせっし）の順に生えます。


1歳半には最初の奥歯の第一乳臼歯（だいいちにゅうきゅうし）が4本生えて、
2歳頃に前歯と奥歯の間の乳犬歯（にゅうけんし）が生えてきます。
2歳半～３歳頃に奥歯の第二乳臼歯（だいににゅうきゅうし）が生えて20本の乳歯が揃います。


乳歯の抜ける時期と永久歯の生える時期については永久歯の生え変わりは6歳頃から始まります。
6歳頃にまず下あごの前歯が生え、ほぼ同時期に大臼歯が生えてきます。


続いて７～8歳頃に上あごの前歯が生え、８～9歳頃に前歯から奥歯の順に生え、
奥歯が乳歯から永久歯に生え変わるのは10～11歳頃で、12～14歳頃には永久歯が揃います。
親知らずは17～21歳に生えてきますが、歯茎の中に埋まっている場合もあり、
その時は大きいレントゲンの写真を撮ることで状態を確認していきます。


５番目までの永久歯は乳歯の下で成長していますので、いずれ永久歯に生え変わるからと、
乳歯の虫歯を治療せずにそのままにしていくとその後に生えてくる永久歯の歯や歯並びに影響がでてきます。

また内側から永久歯が生えてきたのに乳歯が抜けない場合で、
中々抜けなかったり痛みが出たときは歯医者さんで確認してもらってくださいね




最後に、生えたての歯の表面は粗いため汚れがつきやすいことと酸に歯が溶けやすいのでむし歯になりやすい状態になります。
早い時期からフッ素を歯医者さんで塗布し、むし歯予防をしましょう！