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もみの木歯科衛生士の小林です( ´ ▽ ` )ノ
前回、前々回は口腔機能低下症とは何か、また口腔機能低下症のトレーニング方法についてお話しさせていただきました。
今回は口腔機能低下症の検査方法についてお話しして
いきます。
医療法人もみの木歯科 院長 村田幸一朗 監修
1.口腔衛生状態不良(お口の中がどの程度汚れて
いるか)
舌の上の汚れの付着度を見ることでお口の中の
清潔度を検査します。
2.口腔乾燥(お口の中の乾燥状態)
お口の中の水分量を検査します。
下図の器械を舌の上に当ててみています。
3.咬合力低下(咬む力がどれくらいあるのか)
専用のシートを使って咬む力(咬合力)をみています。
残っている歯が20歯以上ある方に行っており、
20歯に満たない場合はその時点でこの項目が弱いというチェックをつけています。
4.舌口唇運動機能低下
高齢者になるとお口や舌の動きが弱くなり、飲み込む力が低下し食べ物を誤嚥してしまうことがあります。
舌や口唇の運動機能は摂食・嚥下(食べ物を口に入れてから飲み込む一連の流れ)においてとても重要です。
口唇・頬っぺた・舌の動きを検査し、何が弱いのかを知っておくと誤嚥性肺炎の予防にも繋がる重要な項目です。
パ、タ、カの音を6秒間発音し、1秒あたりに何回 言えたかを器械を使って測定しています。毎日美味しくお食事を取って頂くために大切です。
↓こちらの器械を使って測定しています。
5.低舌圧
舌の力を測定します
舌の機能が弱いと最終的には摂食・嚥下に支障をきたし、十分に栄養摂取が出来なくなってしまいます。
下図の器械を使って測定します。
器械の風船になっている部分を舌で上あごの方へ押しつぶす動きを行い、舌の力をみています。
舌の機能が弱くなることで今まで食べられていたものや、ご家族と同じものを食べられなくなるといった食形態にも影響が出ます。
6.咀嚼機能低下
下図の検査器具を用いてグミゼリーを噛んで
咀嚼能力を検査します。
グミゼリーを20秒間しゃべらずしっかり噛
んで頂く
↓
20秒後10mlのお水をお口に含んで頂く
飲み込まずにお口に含んだ状態で含んだ水と
グミゼリーを全て吐き出す
↓
吐き出した水に含まれるブドウ糖の量によって
どれくらいしっかりと咀嚼出来たかを判定します。
加齢や健康状態、お口の中の環境が悪化すると食べこぼしが増え飲み込む際にむせてしまいます…
それによって噛めない食品が増え、お食事の多様性が低下し、栄養失調にもつながってしまいます。
これらの検査結果をもとに口腔機能年齢を出させて
いただいてます。
表で結果の数値を表しています。
緑 ←実年齢よりも若い
ピンク ← 高い
3項目以上基準値を下回った方を対象に半年に一度を目度に再検査を行っております。
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