口腔機能低下症とは|三重県松阪市の歯医者「医療法人もみの木歯科」

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口腔機能低下症とは

医療法人もみの木歯科 院長 村田幸一朗 監修

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もみの木歯科衛生士の小林です(^ ^)

最近すっかり夏模様のお天気ですが皆様いかがお過ごしですか。

さて今回から3回に分けて口腔機能低下症についてお話ししていきます。

 

〜口腔機能低下症とは〜

加齢に加え,病気や障害など様々な要因によって,お口の中の

機能が低下してしまう状態のことを意味します。

放置してしまうと噛む力飲み込む力が弱ってしまい、全身的な

健康を損なってしまいます。

高齢者は,むし歯や歯周病,入れ歯の不具合などお口の中の

要因に加え,加齢や全身の病気によってもお口の中の機能が

低下しやすくなります。

また,低栄養や服用薬による副作用等によっても機能の低下が

起こってしまうことがあります(*_*)

放置してしまうとお食事をすることが難しくなりお口だけでなく

全身の筋力までもが衰えてしまいます。

そのため,生活環境や全身状態を見据えて口腔機能を適切に管理する必要があります。

 

〜フレイルとは

年齢を重ねるにつれて「美味しいものが食べられなくなった

「外出する割合が以前に比べ減った」「活動的ではなくなった」

と感じることはありませんか。

そのような場合、もしかしたらフレイルの危険信号かもしれません。

フレイルとは健常から要介護状態へ移行する中間の段階と

言われています。

具体的には、加齢に伴い筋力が衰え、疲れやすくなり家に

閉じこもりがちになるなど、年齢を重ねたことで生じやすい

衰え全般を指しています。

脳疾患などの疾病や転倒などの事故により、健常な状態から

突然要介護状態に移行することもありますが、高齢者の多くの

場合、フレイルの時期を経て徐々に要介護状態に陥ると

考えられています。

フレイルは、身体的問題のみならず、認知機能障害うつなどの

精神・心理的問題、独居や経済的困窮などの社会的問題が

含まれる、多面的な概念です。

身体的要素のみに着目したサルコペニア

 ロコモティブシンドローム

精神心理的な軽度認知障害、社会的問題である孤立など、

散在する高齢者の問題に関する概念を一つにまとめ、高齢者の

状態を全体的に把握しようとするものです。

高齢者は、フレイルの時期に、心身および社会性など広い範囲で

ダメージを受けたときに回復できる力が弱くなり(生理的予備能

の低下)、環境や外敵からのストレスに対しても抵抗力が

弱くなります。

しかし、適切に支援をうけることで健常な状態に戻ることが

できる時期ともされています。

〜検査項目について〜

口腔機能低下症の検査項目は7項目あります。

  1. 口腔衛生状態不良

お口の中で微生物が異常に増加した状態です。その結果、

唾液中の微生物の数の増加を招き、誤嚥性肺炎や術後肺炎、

術後感染、口腔内感染症などを引き起こす可能性がある状態

のことをいいます。

  1. 口腔乾燥

口腔内の異常な乾燥状態、乾燥感などの自覚症状を訴える

症状のことです。

  1. 咬合力低下

自分の歯あるいは、入れ歯による噛み合わせる力が低下した状態です。

噛み砕く力と相関が高く、残っている歯の本数や残った歯にかかる咬む力と関連が強いが、

顎の筋力の低下にも影響を受けます。

  1. 舌口唇運動機能低下

症状は、会話が聞き取りにくい、摂食時の食べこぼしがある、摂食時に時間を要する、

噛み砕いたり飲み込みがしにくい、

飲み込んだ後に食物がお口の中に残るなどがあげられます。

  1. 低舌圧

加齢、脳血管障害やパーキンソン病、レビー小体型認知症

などの神経筋疾患、外傷や手術の後遺症、廃用症候群

低栄養などがあげられます。

  1. 咀嚼機能低下

加齢や健康状態、お口の中の環境が悪化すると食べこぼしが増え、飲み込む時にむせるようになります。

また、お口の周りの筋肉や舌の運動能力が低下すると

噛めない食べ物が増え、摂取可能な食べ物が減って

しまいます。

  1. 嚥下機能低下

嚥下とは口の中のものを飲み込んで胃に送ることを意味

します。

この動作が上手くできず、食べ物を上手に飲み込めない状態

になることで機能の低下に繋がります。

食べ物を上手く飲み込めないと食事が取りづらくなるため、低栄養や脱水を引き起こしてしまったり、

食べ物が喉に詰まって窒息するといった危険があり、誤嚥生肺炎を

引き起こす原因にもなります。

 

次回は口腔機能低下症検査にて各項目基準値未満だったものに対するトレーニング方法について

お話ししていきますね☆

 

 

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