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医療法人もみの木歯科 院長 村田幸一朗 監修
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こんにちは、もみの木歯科 歯科衛生士 瀬戸です。
梅雨が例年より早く発表されましたね。気候も暑い日が続きますが、体調などは大丈夫でしょうか?蒸し暑い日も続けますので、こまめの水分補給や休養も大切ですね。
コロナの感染予防を大切に安心して生活できるように乗り越えましょう。
それでは本日のテーマは『フッ素』についてです。
歯科医院で虫歯予防のフッ素を塗ることがあると思いますが、フッ素には歯の質を強くすること、酸により歯から溶け出したカルシウムやリンを補うこと(再石灰化)を促進、ムシ歯を引き起こす細菌の働きを弱め、酸がつくられるのを抑える3つの働きがあります。
フッ素は私たちの身近な自然界にある元素のひとつで、お茶や魚介類など多くの食品に含まれております。
フッ素はむし歯予防に欠かせないだけでなく丈夫な歯や骨をつくるために大切な役割をしています。
フッ素の利用方法には①フッ素配合歯磨き粉②フッ素洗口③フッ素塗布と3つの方法があります。
歯みがき剤の使用量や磨き終わった後のうがいの方法についてお話をしま
す。
6か月(歯の萌出)~2歳は使用量切った爪程度の少量すすぎの水の量は仕上げ磨きの時に保護者の方が行います。
3~5歳は使用量5㎜以下が適量すすぎの水の量は5~10mlの水で1回洗
口をします。
6~14歳は使用量1cm程度ですすぎの水の量は10~15mlのみ水で1回洗口をします。
15歳以上は使用量1~2cm程度ですすぎの水の量は10~15mlのみ水で1回洗口をします。
フッ素濃度1,000~1,500ppmの歯みがき剤は6歳未満のお子さんには使用を控えましょう。年齢に合わせて実施する方法や使用する商品を選んでくださいね。
フッ素の安全性についてもお話しをしていきたいと思います。フッ素は大量に摂取することでフッ素による急性中毒を起こすことがあります。
フッ素は体に悪い・小さい時に使用するのは危ないと聞くことがあるかもしれないですが、フッ素が単体で人間の体に摂取することは通常ありません。歯科医院で行なっているフッ素塗布で使用するフッ化ナトリウムは安全性の高いフッ化物で危険性はありません。
フッ素による急性中毒は1度に3グラムほど飲み込んでしまったときに起こりうることはありますが、歯科医院でフッ素塗布を行うときは3グラムも使用することはないので、フッ素中毒の心配はないです。
フッ素塗の注意事項については歯磨きやクリーニングで歯を綺麗にした状態でフッ素塗布をしています。
塗布後30分は飲食をしないことを伝えています。30分の間に飲食してしまいますとフッ素の効果が薄くなりますので、控えてくださいね。
30分たった後は飲食していただいて大丈夫です。
またフッ素塗ったあとに唾を飲み込んでもらうと一時的にお腹が緩くなる場合がありますが、30分飲食ひかえているときに唾をだしてもらうといいですので、当院ではコップを最後にお渡ししていますのでそちらをご使用くださいね。
毎日の歯磨きやフッ素予防のグッズ洗口液やフッ素ジェルを使用し、定期的な歯科医院での高濃度のフッ素を受けることで効果があります。
お子さんか大人の方も虫歯予防にフッ素は効果がありますので、いつまでもお口の中が健康な歯でいることが大切ですので、定期的な予防にお越しくださいね。また分からないことなどありましたら教えてくださいね!
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